健康志向が高まる中で、多くの方が豊富な健康知識を様々な方法で入手されています。
各ビタミン、どんなものに多く含まれているのかについては多くの片がご存知かと思います。
各ビタミンはその性質が異なるため特に調理方法については配慮が必要です。大きく分けて脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分かれ、それぞれの調理する上での利点や欠点を上手に生かすことがビタミンを食品から摂取する上で欠かせません。
【脂溶性ビタミン】
脂溶性のビタミンはビタミンD、A、K、Eです。私が看護学生のときの暗記方法として「脂溶性ビタミンはこれDAKE」と暗記したことを思い出します。
脂溶性ビタミンを多く含む食品の代表として魚などのシーフード、肉類、そしてナッツ類などです。
脂溶性のビタミンは体内にある程度蓄積され、必要なときに発揮されるエネルギーとして重要な栄養素ですが、体内(特に脂肪組織や肝臓)に蓄積されるため摂りすぎには気をつけなければなりません。特に、摂取しすぎにより体内に過剰に蓄積されると体調不良を起こします。
【水溶性のビタミン】
水溶性のビタミンを含む食品の代表としては野菜や果物です。これらは熱に弱く、水に溶けやすい性質があります。
サラダのようにそのまま破壊されていないビタミンの摂取はもちろん、溶け出した栄養素も一緒に取れるようなスープがお勧めです。スープであれば、各食材の旨みとしてスープに溶け出した栄養素ごと摂取できますね。
水溶性のビタミンに関しては過剰摂取を起こしても、尿として排泄されるるため脂溶性ビタミンのように過剰摂取の心配はありませんが、逆に言えば体内に蓄積されないためしっかりと必要分を毎日摂取する必要があります。
このように、ビタミンのそれぞれの性質を理解することで効率的な栄養素の吸収が期待できます。
健康的な食品を大量に取ることよりも、その性質から適した方法で摂取することを心がけてみてくださいね。