発症率の高い統合失調症とは

統合失調症、耳慣れない言葉かもしれませんがとても身近な病気でありその発症率は1%と言われ、100人いたら1人(いるかいないか)の発症リスクです。この確率はとても高く誰もがそのリスクを持っているといわれています。

 

精神科の病気の中でもとても多く見られる病気であり、私も精神科病院の閉鎖病棟・開放病棟で勤務をしていた経験がありますが、多くの統合失調症の方と触れ合ってきました。

 

一見、病院に入院していることに疑問を感じるような病気の症状が見られない方も多くいらっしゃいましたが、薬物治療による症状の安定化により病院に入院することによる薬物療法が徹底されていれば日常生活に支障は見られないものの、退院と同時に医師の指示による薬物療法が守れないと多くの症状が現れるという入退院を繰り返されている方はとても多かったことを覚えています。

 

この統合失調症ですが、いまだにその原因などはっきりわかっていません。

 

また、その症状は各個人によって現れ方・程度や頻度、そして重症度など全く異なります。従って、治療も異なるのです。特に薬物療法については同じ病気や症状であってもその処方は異なりますし、薬効も各個人で異なります。

 

多くの方に見られる症状に幻覚がありますが、無いはずの感覚が刺激されます。まさに神経のトラブルであり、その原因としてストレス、環境、遺伝子など多くのことが複雑に絡んで発症に至ると言われています。

 

幻覚:無いはずの感覚の刺激の代表的な症状

・幻聴:聞こえるはずの無い声が聞こえる
・幻視:あるはずの無いものが見える
・幻臭:あるはずの無いものの臭いがする
・幻触:あるはずの無いものに触れている感じがする(触れている)
・妄想:事実ではないことを事実のように捉える

 

人は誰しも、勘違いや思い違い、錯覚を起こしますがそれが事実でないことを人に訂正されたらそれに気づくことができます。しかしながら、統合失調症はそれを訂正されても認めることは無く、時に感情に触れることさえあります。

 

身の回りにそのような症状の方はいませんか?

 

発症初期は、日常生活に大きな支障も無く「変わった性格」と対処の遅れや見過ごされるが多いのも、この病気が悪化してしまう原因の一つと考えられています。

治療に必要なことは早期発見と早期治療の開始、コンプライアンスを守ることです。
コンプライアンス:医師に指示された治療(薬)に従うこと

 

身の回りの方の異変に気づいたら、働きかけてみてください。
何よりの大きな一歩になるはずです。

ちっち

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